音楽活動を約20年ぶりに再開し、素晴らしい出会いがあり、いろいろな方に支えられながら何とか軌道に乗り始めた今日この頃です。とても感謝しております。
その一方、腑に落ちない点も多々あります。
一番不思議なのが、ライヴで出演者のお友達が来場し、その演奏者のライブが終わると帰ってしまう方が多いことです。こうした方々は明らかに音楽を聴きに来たのではありません。出演者はそのようなお客様(お友達)を呼んで自分の時だけ来てもらって何が嬉しいのやら???自分の演奏すらまともに聴いてもらってるはずなしです。
ひどい時は、演奏者自らが自分の出番が終わると帰ってしまう。音楽家同士切磋琢磨する気なしと感じます。
もう一つ不思議なのが、一般のお客様がライヴハウスにほとんどいらっしゃらないところです。これは上記のようなダラダラした状況が生み出した現象というか、アングラ文化の消滅というか、日本の欧米の借り物音楽が生み出した最悪の結果のようにも感じます。
おれの妻は南米出身なのですが「日本には音楽がないね~」とよく口にします。
その通りのように思います。
諸外国ではつまらない演奏に対しては残酷なまでのブーイングが当たり前ですし、それが正しいと信じます。
でも、逆手にとって、これを勝機と捉えれば活路が見いだせるかもしれません。
今まで誰も試みなかったことに挑戦していくチャンスかも知れないと思っています。